築年数で損しない!賢い家の売り方
2025.06.16お知らせ
築年数が経過すると、一般的に家の売却価格は下がる傾向にあります。
これは、単に時間が経過したというだけでなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているためです。
なぜ築年数がたつと価格が下がるのか?
1. 新築プレミアムの消失
新築物件は、中古物件に比べて様々な魅力があります。間取りや設備を自由に選べること、最新の設備が備わっていることなど、新築ならではのメリットは多くの人を惹きつけます。この新築ならではの付加価値を「新築プレミアム」と呼びます。
しかし、時間が経つにつれて、これらの魅力は徐々に失われ、中古物件としての価値に近づいていきます。
2. 設備の老朽化
築年数が経つと、建物の設備が老朽化し、交換が必要になるケースが増えてきます。
キッチンや浴室、給湯器など、日常的に使用する設備の故障は、購入者にとって大きな負担となります。また、断熱材や窓などの性能も、新築時と比較して劣っていることが多く、住み心地にも影響を与えます。
3. 耐震性の不安
特に古い建物では、現在の耐震基準を満たしていない可能性があります。
地震が多い日本では、耐震性が購入者にとって重要な要素の一つです。
耐震性が低い建物は、地震時に倒壊するリスクが高く、購入を躊躇する人が多いでしょう。
4. メンテナンスコストの増加
築年数が経つと、建物のメンテナンス費用が大幅に増加します。屋根の葺き替え、外壁の塗装、シロアリ対策など、大規模な修繕が必要になるケースも少なくありません。
購入者は、これらの費用を考慮して価格を決めるため、築年数が古い物件は価格が下がりやすくなります。
5. 住宅ローンの利用制限
住宅ローンを利用して住宅を購入する場合、築年数によって利用できるローン商品が制限されることがあります。特に、築年数が古い物件は、融資が受けられないケースや、金利が高くなるケースがあります。
6. 市場のニーズの変化
住宅のトレンドは時代とともに変化します。バリアフリー設計や広々としたリビングなど、現代のライフスタイルに合わせた間取りや設備が求められるようになっています。
築年数の古い物件は、これらのニーズに対応できていないことが多く、売却が難航する可能性があります。
7. 心理的な要因
新築物件は清潔感があり、最新の設備が備わっているため、心理的に安心感を得ることができます。一方、築年数の古い物件は、老朽化やリフォームが必要になる可能性があるため、購入をためらう人が多いです。
まとめ
築年数は家の売却価格に大きな影響を与えます。
築年数が経過するにつれて、新築時の価値から離れていくことを理解しておきましょう。
売却を検討されている方は、不動産のプロに相談し、現在の市場価格や、リフォームによる価格アップの可能性など、様々な角度からアドバイスを受けることをおすすめします。
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