島田市・藤枝市の
不動産買取市場について

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島田市・藤枝市の不動産価格と人口動向から見る、買取市場の今とこれから

不動産の売却を検討するうえで、価格の推移や人口の変化は見逃せない重要な要素です。
このページでは、島田市・藤枝市における過去20年間の不動産価格と人口の推移データをもとに、今後の不動産買取市場の見通しを解説します。
売却タイミングや物件種別ごとの動向を知ることで、判断の参考にしていただければ幸いです。
地域密着で対応する成岡工業が、島田市・藤枝市の不動産売却をサポートいたします。

島田市の不動産価格推移と人口推移から見る買取市場の予測

島田市の不動産価格と人口の推移のまとめ

島田市の不動産価格と人口の推移のまとめ

この20年間、島田市の地価は一貫して下落傾向にあります。特に2005年~2010年、2015年~2020年は10%前後の下落が見られました。
これは全国的な人口減少や、地方都市における住宅需要の減退、空き家増加などが要因です。また、2020年以降は下落幅がやや縮小していますが、依然としてマイナス成長が続いています。

今後も人口減少や高齢化の影響が続く見込みであり、地価の大幅な上昇は期待しにくい状況です。売却を検討される場合は、こうした長期的な下落傾向を踏まえ、早めの判断が資産価値維持の観点からも有利といえるでしょう。

島田市の過去20年間の不動産価格の推移と考察

※表は左右にスクロールして確認することができます。

年度 公示地価平均(円/㎡) 前回比変動率(㎡) 坪単価平均(円/坪) 前回比変動率(坪)
2005年
[平成17年]
83,681 276,634
2010年
[平成22年]
74,818 -10.6% 247,332 -10.6%
2015年
[平成27年]
69,150 -7.6% 228,595 -7.6%
2020年
[令和2年]
62,218 -10.0% 205,679 -10.0%
2025年
[令和7年]
58,127 -6.6% 192,156 -6.6%

データ引用元:土地価格相場が分かる土地代データ

島田市の過去20年間の人口の推移と考察

島田市の過去20年間の人口の推移と考察

島田市の人口は、2000年の101,966人をピークに、以降は減少傾向が続いています。
2005年には102,108人と微増したものの、その後は減少に転じ、2010年には100,276人、2015年には98,112人、2020年には93,376人となりました。今後も減少は続く見通しで、2025年には92,017人、2030年には88,294人、2040年には80,013人と予測されています。

年度 人口
2000年 101,966
2005年 102,108
2010年 100,276
2015年 98,112
2020年 93,376
2025年(予測) 92,017
2030年(予測) 88,294
2035年(予測) 84,279
2040年(予測) 80,013

このように、島田市では過去20年間で約8,600人(約8.4%)の人口減少が見られ、今後も減少ペースが加速する見込みです。人口減少に伴い、住宅や土地の需要も縮小することが予想されます。特に若年層の流出や高齢化の進行により、今後は不動産を購入する世代が少なくなり、売却の際に買い手を見つけにくくなる可能性が高まります。
したがって、不動産の売却を検討されている場合は、早めの行動が有利になると考えられます。
(出典:国勢調査、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」2018年3月30日公表)

島田市の建物種別ごとの需要予測
一戸建て住宅

一戸建て住宅の需要は、人口減少と高齢化の影響を大きく受けています。特に郊外や交通の便が悪いエリアでは、今後も空き家が増加しやすく、売却価格の下落が続く可能性が高いです。
一方、駅近くや中心市街地では、一定の需要が維持されていますが、全体としては新規購入者が減少傾向にあります。
今後は、相続や住み替えによる売却が増える一方、買い手の選択肢が広がるため、売却までに時間がかかるケースが増えるでしょう。

土地

土地の価格も、過去20年間で緩やかな下落傾向です。特に住宅地としての利用が見込めないエリアや、人口減少が著しい地域では、今後も需要が減少し、価格が下がる可能性があります。
駅周辺や利便性の高いエリアでは比較的安定していますが、全体的には「今後も大幅な価格上昇は見込みにくい」と言えます。土地を売却する場合は、早めの検討が有利になる可能性が高いです。

マンション

島田市ではマンションの新規供給が多くはなく、既存の物件も築年数が経過しているものが多い傾向です。人口減少や高齢化によって、今後もマンション需要は減少する見込みです。
特に、エレベーターのない低層マンションや築年数の古い物件は、売却時に価格が下がる傾向が強まるでしょう。
利便性の高い立地や、管理状態の良い物件は一定の需要がありますが、全体としては早めの売却が選択肢となります。

結論:できるだけ早めに売却を考えましょう

結論:できるだけ早めに売却を考えましょう

島田市の不動産市場は、人口減少と高齢化の影響で今後も需要の減少が予想されます。地価も長期的には下落傾向が続いており、今後大きな上昇は期待しにくい状況です。
特に郊外や利便性の低いエリアでは、今後さらに価格が下がるリスクがあります。

そのため、不動産を相続した場合や売却を迷っている場合は、「できるだけ早めに売却を検討する」ことが有利と考えられます。駅近くや利便性の高い物件であれば、価格が大きく下がる前に売却することで、より良い条件で売ることができるでしょう

藤枝市の不動産価格推移と人口推移から見る買取市場の予測

藤枝市の不動産価格と人口の推移のまとめ

藤枝市の不動産価格と人口の推移のまとめ

藤枝市の不動産価格は、2005年から2020年にかけて下落傾向が続きましたが、2025年にはやや回復し、平均公示地価は7万1573円/㎡、坪単価平均は23万6607円/坪となりました。
一方、人口は2000年の114,624人から2015年の143,605人まで増加しましたが、2015年をピークに減少へ転じ、2020年には141,342人となっています。
人口減少と高齢化が進む中、今後の不動産需要には注意が必要です。

藤枝市の過去20年間の不動産価格の推移と考察

藤枝市の公示地価は、2005年の7万7836円/㎡(坪単価25万7310円)から2020年の7万0184円/㎡(坪単価23万2013円)まで、長期的に下落傾向が続きました。
しかし、2025年には7万1573円/㎡(坪単価23万6607円)と、わずかに上昇へ転じています。以下の表は、過去20年間の公示地価平均と坪単価平均の推移をまとめたものです。

※表は左右にスクロールして確認することができます。

年度 公示地価平均
(円/㎡)
前回比変動率
(㎡)
坪単価平均
(円/坪)
前回比変動率
(坪)
2005年 77,836 257,310
2010年 71,532 -8.1% 236,469 -8.1%
2015年 70,840 -1.0% 234,184 -1.0%
2020年 70,184 -0.9% 232,013 -0.9%
2025年 71,573 +2.0% 236,607 +2.0%

データ引用元:土地価格相場が分かる土地代データ

このように、藤枝市の地価はリーマンショック以降も下落傾向が続いていましたが、近年は下げ止まりから微増傾向に転じています。2025年の地価上昇は、駅周辺の利便性向上や一部再開発の影響が考えられます。
ただし、人口は2015年をピークに減少傾向へ転じており、今後の不動産需要拡大は期待しにくい状況です。
今後は、利便性の高いエリアでの地価安定が見込まれる一方、郊外や人口減少が著しい地域では価格の下落や流動性の低下リスクが残るため、売却を検討する際は立地や市場動向を十分に考慮することが重要です。

藤枝市の過去20年間の人口の推移と考察

藤枝市の過去20年間の人口の推移と考察

藤枝市の人口は、2000年の114,624人から2005年には141,944人へと大きく増加しました。その後も2015年の143,605人まで緩やかな増加傾向が続きましたが、2015年をピークに2020年には141,342人と減少に転じています。
また、2023年3月末時点で住民基本台帳人口は14万人を下回り、減少傾向が続いています。

年度 人口
2000年 114,624
2005年 141,944
2010年 141,151
2015年 143,605
2020年 141,342

出典:藤枝市新総合戦略

2005年の合併による人口増をピークに、2015年までは概ね横ばい推移でしたが、2020年には減少に転じました。
また、住民基本台帳によると2023年5月時点で藤枝市の人口は14万人を下回っており、今後も人口減少傾向が続くと見られます。

特に注目すべきは、人口構造の変化です。
生産年齢人口(15~64歳)は2000年以降、着実に減少しており、一方で高齢化率は2020年に30.4%、2023年には31.1%に達しています。
80歳以上の人口の増加率は115〜139%と非常に高く、社会全体の“高齢化の進行”が明確です。
このような人口構成の変化は、不動産市場において以下のような影響を及ぼすと考えられます。

  • 住宅の購入層が減少していく(とくに若年層・子育て世代)
  • 一戸建ての需要が将来的に頭打ち、または縮小する可能性がある
  • 相続で取得された不動産が供給過多になる恐れがある

つまり、今後の不動産市場では、「売りたい人>買いたい人」という構図が強まると予測され、相場の下落や売却の長期化リスクが高まる可能性があります。
これらをふまえると、相続によって不動産を取得した方は、「いつか売ろう」と先延ばしにせず、需要が残っているうちの早期売却を視野に入れることが賢明です。

藤枝市の建物種別ごとの需要予測
一戸建て住宅

一戸建て住宅は、これまでファミリー層を中心に一定の需要がありましたが、人口減少と高齢化の影響を受け、今後は新規購入者が減少していく見通しです。
特に郊外や交通の便が悪いエリアでは空き家が増加しやすく、売却価格の下落や売却までの期間が長期化する可能性があります。
一方、駅近くや市街地の利便性が高いエリアでは、一定の需要が維持されると考えられます。

土地

土地価格はここ数年で微増傾向にあるものの、人口減少の影響で今後の大幅な上昇は期待しにくい状況です。駅周辺や商業地では比較的安定した価格が続いていますが、住宅地や郊外では需要減少に伴う価格下落リスクが残ります。
土地を相続した場合は、早めの売却を検討することで、今後の価格下落リスクを回避できる可能性があります。

マンション

藤枝市のマンション価格は、近年上昇傾向にあり、3年前と比較して20%以上の上昇が見られます。ただし、今後は人口減少や高齢化の進行により、需要の頭打ちが懸念されます。
駅近くや利便性の高い物件は引き続き人気がありますが、築年数が古い物件や利便性の低いエリアでは価格の下落や売却の難しさが増す可能性があります。

結論:需要縮小の前に売却を検討しましょう

結論:需要縮小の前に売却を検討しましょう

藤枝市の不動産市場は、ここ数年の地価上昇やマンション価格の上昇が見られる一方、人口減少と高齢化の進行により、今後の需要縮小が予測されます。特に郊外や利便性の低いエリアでは、今後価格下落や売却難が進む可能性が高いです。
そのため、できるだけ早めに売却を検討することが有利と考えられます。駅近くや利便性の高い物件は今後も一定の需要が見込まれますが、全体的には早めの判断がリスクを抑えるポイントとなります。

まずは相談から。売却・相続・片付けのこと、成岡工業にご相談ください

まずは相談から。売却・相続・片付けのこと、成岡工業にご相談ください

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「この状態でも売れる?」「まだ売るか決めていないけど…」という段階でも構いません。市場動向から考察する限り、早めの対策が肝心です。
島田市・藤枝市を中心に地域密着でご相談を承っております。まずはお気軽にお問い合わせください。